やってるやってる(w
- 灰羽連盟
非常に面白いです。 アニメ文化よりも村上春樹文学的なものを底流に持ち、 安倍さんの素朴で丁寧な絵で語られる、 灰色の小さな羽を生やし、光輪を授けられた少女達の話。 こういう作品が増えなきゃだめだと思います。 そうでないと、アニメをツールとして使えない。
根本的に新しいことを言っているわけではないのですが、 設定、絵、音楽の美しさ、そうしたギミックに負けない話のうまさと深さが素晴らしいです。 近年CG世界でも続いていた「羽根もの」の落とし所としてもいいなぁと。 数日中に、もう少しまとめた感想を書こうと思います。
つうわけでレキ萌えなんですわ! この話はレキがヒロインなのですよ。で、ラッカがヒーロー(笑) 巣立ちを認められなかった彼女を抱擁するために、もしくは彼女を救えない後悔のために、 ラッカは元の世界に戻るのかもしれません。
ついでにレキの声優さんにも萌えておこう。 野田順子さん。
- キャプチャ+エンコード道
灰羽連盟、第三話を見逃しました。子供達の世話をする回。レキの回です。 二日後、私の手元にMTV2000と書かれた箱がありました(笑)
かなり知識は増えましたが、 ウチはCATVなお陰でフィルタをかける必要がほとんど無く、 avisynthのスクリプティングとかは修得せずに終わりそうです。
これもまた近い内に、覚えたことをまとめておこうと思います。
『灰羽連盟』の最大の功績は「灰羽」と「グリの街」を中心とした、 テーマに密着した世界観の構築にある。
この物語の底流にあるストーリーは、 基本的には、現実世界での摩擦や悲しみに疲れたキャラクター達が、 自らの内面世界を再確認する中で、もう一度生きる力を得る話であり、 その点では例えば「千と千尋」に酷似していると言える。 しかし、「千と千尋」について例えば宏方さんが指摘している問題点、 つまり社会の中で生きることの描写について、 灰羽連盟ではグリの街という舞台を用意することで、 外面と内面をバランス良く語り切っている。
それにしても、 グリの街、オールドホーム、風の丘、西の森、井戸の底、 と言った、村上春樹的(安倍氏本人も、影響を受けたと言っているらしい) 舞台装置の持つ絶妙な象徴性と美しさ、完成度が素晴らしい。
NHKでシンガーソングライターのリクエスト番組をやっていた。 80年代のしか見なかったのだけど、ついつい今のアーティスト達と比べてしまい、 余りの変わり様に愕然とした。 プリンセス・プリンセスや米米クラブなんか、 懐かしいやら眩しいやらで、思わず涙が。
時代とか世相とかいうものは、やっぱり確実にあるものなのだなぁと痛感させられた。 バブル前のミュージシャンは、 純粋に、普遍的な「可愛さ」「かっこよさ」「面白さ」を追求していた。 今の子達は、どこか韜晦しながら、どこかに逃げ道を用意しながら、 用心しいしい演っているように見える。 恐らくその方が賢いのだろうけれど、見ていて気持ちがいいのは明らかに80年代の彼らだった。