掲示板に書いた内容の写しです。
偶然と言いますか何と言いますか、ロケ夏を買う直前に「王立宇宙軍」DVDを借りていたのでした。 実に実に久しぶりに、実物よりも格好いいと評判の打ち上げシーンを見ました。
この前にこれを見たのは、中学一年か二年の頃だったと思います。 自分はほとんどアニメなんて見たこと無かったし、この映画が評判 になっていることも知りませんでした。友人達に、半ば連行される ようにして映画館に連れて行かれました。
その時の感想はただ一言、「つまんねー」でした。 周りの連中が、あの飛行シーンが格好いいとか何とか言ってる側で ひたすら首をひねってました。
今見れば、「王立」の評判が高かった理由は分かりますし、見所も 素直に楽しめます。 でもやっぱり、面白い話じゃなかったです。 それは、岡田斗司夫が言うような、見る側の知識云々の問題ではなくて、 単に不純な気持ちで作られた映画だからではないかと思いました。
多分、「ライトスタッフ」をあの頃に見ていたら凄く面白いと思った だろうし、綺麗事じゃない現実とか、周りの人の様々な思惑とかも 含めて、メッセージをきちんと受け取れたと思います。
でも、「王立」の印象は全然無いんですよね。 スタッフのやりたいこと、言いたいことが、そのままばーっと出てる 感じで、受け取る側に優しくない。ようはモノローグ垂れ流しのSS と一緒です。
その証拠に、ほら、冒頭もラストシーンもモノローグでしょ。
その点、エロゲー界の先端を行くシナリオライター達は、今や遙かに レベルの高い作品を作り出しているのだなーと、改めて感慨を覚えます。
などと考えながら、ロケット打ち上げシーンを見直していたのでした。 うん。格好いい。部品取りには最適。