ギャルゲー/肌ゲーの寸評です。 自分へのメモが主目的なので、 分かりづらく、視点が特異ですが、ご容赦下さい。 購入の参考にはならないと思います。
文体めちゃくちゃですが、じわじわ直します。書いた時期とか色々なので。
ちなみにタイトル横の進行度表記は 「コンプ → (ほぼ)全イベントクリア」「クリア → 1回(1人)以上クリア」 「プレイ → インストール、起動して、多少は進めた」 という意味です。 日付は購入日ではなく、公式発売日です。
全てネタバレです。
ここで言ってどうするとは思いますが、 小さなパッケージで売って欲しいです。 DVDトールパッケージ推奨。
土地は無料じゃありません。 どんなに素晴らしいゲームでも(星☆ぷら級でない限り)、 場所を取るパッケージは片っ端から叩き売ることにしてます。 顔のない月なんて買う気も起きなかったし、カナリアも購入時に物凄く迷いました。
進行中は末尾に転送しました。 そしたら新着が無くなりました……
[シナリオ] 魁
[原画] 的良みらん
[音楽] F-ACEび、びみょー
うーん……、やっぱり……、ダメでしょう、これは。惜しい。
まず、発売が2年以上延びてるんですよね。 しかし、たとえ2年前に出していたとしても、 one/Kanonに汚染されすぎたデッドコピーのそしりは免れないかと。
同じ設定でも、もっと違う料理の仕方はあったはず。 ハイテンションコメディとシリアスのギャップを使うあざといやり方は、 魁さんの本来の手法というイメージには感じません。 コメディは確かに魁さんなんですが(笑)、 「恋ごころ」の時のように、 もっとシンプルに埋め込んでいく方が絶対いいと思うんです……。 それは多分、設定以上に、肌触りの違いとして効いてくるはず。 初期の5人を解いた後に現れるカナエシナリオなんて、もう、
もったいないお化けを構築し、
もったいないお化けを兵装し、
もったいないお化けを教導し、
もったいないお化けを編成し、
もったいないお化けを兵站し、
もったいないお化けを運用し、
もったいないお化けを指揮して Bonbee!に殴り込む勢い。がんばれ少佐。でも、カナエシナリオ良かったですよ(笑)。 そこには確かに何らかの主張というか、ユーザに突き付けるに足る物がありました。 2年前だったらね。 ラストのシークェンスは綺麗でした。普通に。 2年前だったらねぇ……(嘆息)。 それに、カナエまでが長いんで。一人でも合わないのが居たりするとブルー度上がるんで。
キャラ的には、自分としては全員文句なし。声優も文句なし。 円はキャラ的にはかなり好きだが、浮きすぎ。でも声優さんグッジョブ。 そして由衣最強。
やっぱりこう、色々もったいない感じでした。 次回作に期待。
PS:大事なことを書き落としていました。 「触れ合い」へのフォーカスは、割とグッとくる要素でした。 円の過去回想、いいですよね。SSっぽくて(笑)。 ただ、これをフレバーとして使うか、ギミックにするか、 あるいはテーマに据えるかで、扱い方は全然変わるんじゃないのかなぁ。 そこら辺の匙加減がちぐはぐな感じがしたのでした。
[シナリオ] 風(feng)
[原画] てぃんくるファンタジーお店経営もの(というジャンルがあること自体、 何か空恐ろしいものを感じないではないが)+激しくゴスロリ+そしてコメディ。
小粒、程々の良作。ポエムには笑いました。 コメディがひどい所まで行かないのが、物足りなくもあり上品でもあり。 ライターは不安で胃が痛かったことでしょう。 ボリューム不足は否めませんが、ゴスロリ絵ゲーなのでこんなものでしょう。 完成度的には高いレベルだと思います。 8800円は少し高いかな……
PrincessSoft からDC,PS2版も出ているようです。色々出してますね、ここ。
[原画] 2C=がろあ〜(リニア/鈴希), 基4%(冬葉/霧島), SCA-自(かずさ)
[シナリオ] SCA-自(リニア/冬葉/(霧島?)), NEKOBASE(かずさ/鈴希)世界の生成と、世界の美しさの生成は、
同種のものでありながら、まったく違ったものです。裏に仕込まれたテーマ性とキャラクタの可愛らしさが相克を起こし、 「これはこれでいいかも」感が漂いまくるアンヴィバレンツなゲーム。 ネタと萌えと燃えと哲学を、変な汁が出てくるぐらい重ねて作ったミルフィーユ。 記号を否定するテーマの埋め込み方法自体が記号的とは、これいかに。
なかなか面白いです。面白いというより、興味深い、かもしれない。 様々な人が引っかかる(楽しめる)ような細工の充実ぶりも凄いし、 基本に忠実なストーリー展開(ほぼ謎解き一本槍。冬葉は除く)も勉強になります。 ただ、萌えとか泣きとか燃えとかを取っ払って、 最後に出てくるこのゲームのオリジナリティはやっぱり、 要所要所に埋め込まれた、 停滞と死から逃れようとする動きなんではないかと思います。 闇を操る究極の存在「水のナーサリークライム」としての力を失い、 左遷された主人公、神崎貴広を筆頭に、 本作品に登場するキャラクターは過去、現在において 自分に運命づけられていたある種の記号性から脱却しようとします。 この世界そのものを記号(萌え/燃え)付けている悪の親玉、 空虚な資本で世界を支配した「ACカンパニー」こと、通称「モエかん」。 彼らはその支配から逃れ、自らと世界のための物語を見いだすべく戦います。 霧島と貴広が酒を飲んで語るシーンで、ぽろりと貴広がそこら辺の本音を語ってくれます。 それまでのラインナップから一線を画した(らしい)本作を作るに至った、 作り手側の想いが滲み出ている……というか漏れ出ているシーンです。
どんでん返しに意味づけが追いついていなかった(気がする)リニアシナリオよりも、 幾分ゆったりと緩急付けて進む冬葉シナリオが素晴らしいです。 展開そのものも良いのですが、過程の描き方が実にいい感じ。 お見舞いとか、図書館の中の追いかけっことか。 一部、筆が滑ったのか、言葉遊びに堕するギリギリの線ですが (厳しい人はダメ判定を出すでしょう)、 声優さん(ダイナマイト亜美さん@セフレ早瀬) の頑張りもあって、雰囲気が上手く出ていたと思います。 作中にあるとおり、情熱が伝わってくると言いますか。 これで文章がもう少しまともなら……(嘆息)
霧島も、結構あのエンディング好きなんです。 むしろ、その先は書かないでくれーと。
Killing (略)とかNINE INCH NAILSとかALICE IN CHAINSとかJESUS AND MARYCHAINとか、 組織名にバンドネタが出てくるのが笑えました。 Nursery Crymeは知りませんでした。フィルコリンズのいたGenesisのアルバム名なのですね。 知らない頃は「Nursery ryhmeだと童謡だから、『幼児期の犯罪』と『童謡』をかけたのかな?」 とか思いましたが、アルバムのジャケットには血塗れ包丁振りかざす看護婦の姿が(爆笑)。 アホか。
萌えっ娘カンパニーとかの設定は好きすぎるほど大好き。 予備知識無しで臨んだので、冒頭でのけぞりました。 「萌え買い」って何だ(笑)。 こういうセンスは結構好きなのデスよ。学生時代は色々バカなことを考えたなー。 この辺の設定の解説自体をストーリーにしない所は、さすが。当たり前ですが。
SCA-自さんって、絵も描くのね。
負けられない。
アッセンブリで読む桃太郎と極東日没萌え(笑)
[原画] 御機械屋(おめかや)
[シナリオ] 桑島由一, 藤崎竜太, 神楽坂ありす全編に渡って桑島テキストが楽しめる良作。 と言うか、本来二流の素材を、桑島テキストで無理矢理一流にしてしまったと言うか……(汗)。 ニーとメグミは文句なしなのですが、意外にマナムシナリオが面白いです。 でも、エッチシーンから後、他のシナリオに比べると妙なノリに……。
中身はかなり薄いです。というか軽いです。 軽いノリの中で、ちょっと泣かせそうな気配だけ感じさせてエンディング。 個性的な立ち絵なんですが、HIDさんの「フラスコ」発言により、 もはやフラスコにしか見えないようになってしまいました(笑)
名言多し。もっと、やさぐれた感じで(笑)
[シナリオ] む〜む〜(菅宗光)
[原画] 甘露樹, 鷲見努(CHARM)む〜む〜氏は牧村南・長谷部彩シナリオの人とか。 起動できないのでゲームとは認められず、-100点から評価開始。
結局、電子妖精(ny)さんに貰ったSD殺しパッチで起動しました。 かなり面白かったですが、すでに他で語られている以上の感想は特にありません。 でもほんと、萌えるグラフィックと燃えるストーリー、 意外にも波瀾万丈の傑作エンターテイメントでした。 SLG難しくしちゃったら、テンポ落ちるんじゃないかなぁ。
[シナリオ] トノイケダイスケ
[原画] ☆画野朗この際、ストーリーがどうとかは横に置いておきましょう。
雪さん萌えぇぇぇぇ!
……はい。これでこのゲームの90%は語り終えました。 残りの10%を以下に要約します。
またもや痕クローンですが、比較的悪くない出来です。 ストーリー面の詰めの甘さは隠せないものの、王道は押さえていると思います。 キャラクター、グラフィック、音楽には文句ありません。 ☆画さんの絵は素晴らしいです。 雰囲気と萌えを楽しむという限りにおいては、満点ではないでしょうか。 花梨、那波、雪辺りが正当派萌え。ロリキャラはその筋の方向けに。
設定は、基本的には嫌いでないのですが、どうにも展開が悪くて難儀しました。 逆に好感が持てたのは、ゲーム中の雰囲気です。 夏の空気感が良く出ていました。 背景画像は草薙だそうで、 恐ろしく美しい画面に仕上がっていました。 むしろ、ARPGだったら、何もゲームを進行させないまま日差しの中に立って、 まったりと潮騒や蝉の声を楽しんでいたかもしれません。
鈴蘭は犯罪だと思います。
ボイス無し、でかい設定なし、一つのアパートの中で全エピソードが完結する、 規模的にも予算的にも現実的な基準で見切って作られたと思われる、 こぢんまりとした作品。 しかし隠れた秀作かも。 ゲーム時間の8割方がHという純粋エロゲーなわけですが、みょーに和みます。 「癒し系人妻アドベンチャー」を名乗るだけはありますね。
千穂との3レベルHの最終段階、正常位のグラフィックが非常に好きです。
[シナリオ] 漣悠太, まろにぃ
[キャラデザ・原画] やまとなをゆき
[シナリオ] ヤマグチノボル、桑島由一
[原画] 片倉真二
[シナリオ] 竹井10日
[原画] 岩館こう
Windows 2000でのプレイ方法:
OSチェック回避のため互換モードが必要なので、 CDROMのInstall.exeからおもむろにショートカットを引っ張って、 互換性タブで「Win98」にチェック (むろん、互換モードを有効にしておかないとダメです。適当にググれ)。 ショートカットからインストーラを起動し、 インストールディレクトリ名指定のところで「秋桜の空に」を 「cosmos」とか、8.3形式に直す。 ……実はインストーラ使わずとも、適当なディレクトリに展開するだけでいいのだが(笑)
オフィシャルページから最新パッチを落とし、適用する。 本家の実行ファイルで遊ぶには、_inmm.dllを使う。 サードパーティの実行ファイルとしては、 ISMと、 C.H.A.O.S. がスレで紹介されている。
笑えました。良くもまぁこんだけイベント突っ込んだものです(笑) 序盤がほんと、おかしくて。
キャラには萌えるか? というとこう……うーん。 私はちょっとそこまでは。私の好みではないです。 はるぴーはかなり好きですが、余りにもななぴーなのでねぇ。 すずねえは、ロングのお姉さんというよりも、 とにかく甘やかしが印象的。 あ、あとすずねえと晴姫は、ヤキモチ加減が気持ちいいです。 チカとちよりにも爪のあかを煎じて飲ませてやりたい。
評価するには、全部解かないとダメでしょうか。 一応、すずねえは解くつもりですが。 どうしましょう。 ONEからギミックを借りて深みを取っ払って萌え泣きゲー(やな表現だ) にしたと見るべきか、 ONEからKanon/AIRと続いた「恋愛だけを信じない」方向の流れと明確に決別し、 話を元に戻したと見るべきか迷っています。 社の神様が争う構図は、型と伝承の輪の外には信じるものの無い世界のモデル。 家族という、地縁の世界の最後の残滓とすら切り離されながら、 一方で抽象化の一途をたどる懐かしき伝承にはコミットしているというのが、 そういう現代日本特有の歪んだ世界でも愛は最後の絆になりうると言っているのか、 単になーんも考えてないだけなのか。
うーん。
鞠音は落とせないのかなぁ…(ぉ
やきいもって一体…(笑) いまいち萌えきれなかったけど、たしかに可愛い。 出来ればヤキモチについて更に深く突っ込んで欲しかった(笑) SS書いたろか。
これからもキャラクタ路線でぽこぽこ出していく気なら、 小さいパッケージで売って欲しいなぁ。
チカぁ〜〜(笑)
[シナリオ] 黒瀧絲由
[原画] 黒木雅弘史上最強の触手ゲー。 実に意外なラインから流れてきたのでやってみましたが、 これまた実に意外ながら、結構気に入ってしまいました
(^^; 基本的な特徴は各所のレビューが押さえているとおりです。 触手がダメな人は絶対に遊んではいけません。 弱いシステム・弱い音源・ヴォイス無しなど、 定量的な部分はほとんど全滅です。合掌。 CGはかなり上手いですが、癖はあります。 原画は、パッケージを見れば分かるとおり素晴らしいです。 塗りはまぁ問題なし。 背景はダメ。学校に戻って、廊下の幅と高さの比率を見直してきましょう。
キャラ的にはアイと美景。殺戮アイたんが実に可愛い。いかす。 美景は問答無用のヒット。 私の好みを知っている人なら、キャラデザ見れば分かるでしょう(笑)
でまぁ、私なので、ストーリーの話。
まさに触手道の王道を行く「触手 vs 魔法少女(というか、孤独な女魔法戦士)」 の構図ですが、補強がかなり足りません。 ただ、話を進めていく上では、そうした理屈が障害になるのは確かです。 エピソードから垣間見えるアイのような戦士達のバックグラウンドや、 「ゆらぎ」と呼ばれる怪物達をもっと理解したいとは思うのですが、 今現在のストーリー展開は、これはこれで既に最適化されてるんですね。 Hシーンと通常シーンの並べ方とバランスや、 きちんとコントロールされたエピソード展開のスピードなど。 ここに、ほんの二、三言セリフを付け加えるだけで 「説明」ができると思うのは、素人考えでしょう。 これ以上補強するならば、 思い切ったエピソードの追加と展開の組み替えが必要、 つまり大作化する必要があります。 予算・スケジュール的にそれが無理ならば、 いっそ思いっきり削ってしまえというのは、正しい判断だと思います。
ストーリー中のアイの言動やエンディングなどからは、 彼女たちの生活と主人公の生活の接点に起きた、始まりと終わりのある事件、 という断ち切り方が見えてきます。 背景を削ってストーリーに絞るならば、 それを更に押し進め、 「切り取った」感じをもっと正面に出せば良かったと思います。
叙述は意識的に簡単なレベル(シスプリとToHeartの中間ぐらい) まで抑えているように感じます。 誤字誤用のあるシーンが偏っているのは、何なんでしょうね? 普段はきちんと推敲・校正された文章なのに…。 分業なのでしょうか、スケジュールのせいでしょうか。
総合的印象としては、 「正しい道を歩んでいるが、処女作なのでまだ力が足りない」です。 時々地雷呼ばわりされてますが、Activeのゲームより遙かにマシ(笑)。 2002/2下旬に「アイ+」が予定されていて、 フルヴォイス化にCG追加にシナリオ追加とか言っているので、多分買います。 美景シナリオ追加だったら絶対買う(笑) でも、既存CGに更に汁増量ってのはちょっとなぁ…、 既に多すぎるぐらいなのですが(笑)
ってゆーか、「アイ2」まで出るのですか! ひょえぇぇぇ。
P.S: アイ+、やっぱり買いました。美景シナリオ付きです。
未コンプ。つーか鏡花しか解いてない。 タイトルはかっこいいし、 キャラグラフィックが死ぬほど綺麗で可愛くてかっこいいので、 それだけで満足。男キャラがまた惚れるほどかっこいい。 ストーリー/設定も多分悪くないと思われるが、 いかんせんゲームがかったるいのでなかなか続きが…
フォークソングが素晴らしかったです。
流れてきたので遊んでみた。センスは悪くない佳作。 ファンタジー世界が舞台で、 ヒロインは保母さんかつお姫様ってのは、なかなか無い設定かと(笑)。 破綻の少ない、良質のお話。
なーにー、偽まゆらで名高い(名高くないっ)「水夏」って、 この次の作品だったのですか! こ、これはやらねばならんのか。
2000/XP環境向け(+OP・ボイス強化)にInfantaria XPというのが出ているようですね。
お察し下さい(涙)
もうちょっと…何とかならないのかな。 正直期待はずれ。 同じ気持ちを飽きずにぐるぐる繰り返しこねまわすのがタイスキという人には バイブルになると思う。 これだけの物量を作り上げたことはすごい。 さすがに一年間仕事休んで作ると違う (背景設定も含めれば、実際はもっとかかっているだろう)。
秋葉萌えぇぇん(笑) 彼女は別格ということで。
とらハ3と星ぷらって同じ発売日だったのか。
[シナリオ] 山田一
[原画] 師走の翁星☆ぷらの価値の99%は佳多奈シナリオであり、佳多奈シナリオだけで、 およそこのリストの客観評価ランキングにおいてぶっちぎりの第一位です。
これをやった時はもう、果てしなく落ち込みました。 クリアした後、もう二回、立て続けにやり直し、やはり落ち込みまくりでした。 きちんとリアルに着地する、透き通った美しいエンディングにも関わらず、 気分は果てしなく鬱。
こ、こんなのに勝てるわけ無いじゃないですかっっ!!(笑)
下手な構成やガジェットなど、 真摯に描かれた異邦人の迫力の前には、全て吹き飛んでしまうもので…、 そのパワーを巧みに用い、 バランス良く選ばれたエピソードで進められるストーリー。 たった1つの約束を基底に、 世界の全てを解明してしまおうとした佳多奈のいじらしさ。 彼女を恋愛対象にすることへのカウンター/リアリティとして 配される物悲しい設定と科学の描写。
必要かつ十分な素材を用意し、的確に捌いて見せています。 本当にどこもかしこも素晴らしいの一言。 個人的な興味と立場によるバイアスを差っ引いても、 間違いなくトップに最も近い話の1つだと思います。
藤木さんの西洋/東洋思想論の文脈に載せると、 佳多奈はどこにいるのかしらん。すごく興味が湧きますね。 個人的予想としては、東洋的「個」の世界をベースに、 「信じるもの」としての言霊性を極限まで具体化(科学化?)し、 解体してみせた。 西洋の聖書 vs 科学 vs SFの構図では、 佳多奈の持つ異質な精神性への主人公のコミットメントを、 そのまま恋愛に重ね合わせることなど出来ない。 彼女はまず「人間」になる必要があるからだ。 という感じ? 嘘くさいなぁ〜(^^;。 でも、そういう意味では、ある程度西洋思想にも譲歩してますよね。 「回復」してからエッチなので。
[シナリオ] 魁HIDさんお薦め。 日常のシーンが腹抱えて笑うほど面白いです。ほんと愉快。 上手く言えないですが、私もお薦めします。 本当はもっと褒めてあげたいのですが、説明できないんですよねぇ。 でもまあ、やっぱり遊んで楽しいゲームがいいですよ。 キャラもテンポも素晴らしいです。
ストーリーは可もなく不可もなく、かな。そつなくまとめていて破綻は無い。 成長物語を拳法の上達と導師としての修行に置き換えているので、 嫌みも少なくて楽しめます。
ただ、Hゲーとか、エロゲーとかいう意味で考えると、 そういう枠ではちょっと足りない感じかな。 強迫的な萌えでもありません。むしろその点は好感が持てますが。
[シナリオ]元長柾木
[原画] ゆうろ途中までもの凄く面白いんですが、どれもこれもアレなラストで…。 これが噂の天使主義って奴か!?(意味不明)
[シナリオ] 藤木隻
[原画] 横田守そういえば野々村病院とか好きだったことを最近思い出しました。 「遺作みたいな絵だ」と某所で言ったら、 実は本当に遺作の原画だった(笑)。 これにはやられた。 というわけで、Teriosは横田画伯の立てたブランドだそうで。
それはともかく、ELYSIONの最大の特徴は、 主従という関係をキーに多重構造を解いていく超精密構成のシナリオです。 真面目なレビューはもう少し後で。
[シナリオ] 響はっと, 堀川はるゆき
[原画] 泉まひるnetnewsで妙に評判だったのでやってみたが、余りにも脇が甘すぎ。 ネタは面白いのに、子供っぽいノリと雰囲気のでたらめさと甘すぎる詰めに萎え萎え。 システムもひどいし。
絵は好きです。桜子さんが無邪気な顔してすげー邪悪で良い。 ちょこちょこ切り取ると面白いシーンは結構あるので、 部品取りにいいかも…(ひでぇ
[原画] 針玉ヒロキ空ちゃん激萌え。クラクラ来ます。 声優って大切だなぁと実感。 ひたすら妹二人をいじめるだけのゲームですが、何故かヒットしました。
空ちゃんのCVは永瀬江美弥さん。通称えみゅ〜(?)。 別名、永瀬いくみ(旧)、相原葵(旧)、桜井音子、萌木唯(最新?)。 ちなみに千紗都は、長崎みなみおねいさん。
とにかく空ちゃんです。
「鳥海 空」で検索すると片っ端からガレキが引っかかるのは何なんだろう。
[シナリオ] 睦月たたら, 岩清水新一
リメイク元の「瑠璃色の雪」は1997-07-01発売。
[シナリオ] リバ原あき, 樋口和真
[原画] リバ原あき瑠璃は良い。綺麗な設定と適度に良心的なシナリオで、安心して楽しめる。 さほど何かが素晴らしいわけではないけれど、好きになれる作品。
どうでもいいけど「ふりむけば隣に」って恐すぎ。
通称「と箱」
oneで先鞭をつけた泣きゲーというジャンルを完全に確立した。 友人に言わせれば 「ストーリーが、100%、キャラクターを立てるためだけに存在する」 最初のゲームということになるらしい。納得。
そこにあるのは完全なファンタジー。 しかし、このゲームは否応なくプレイヤーを世界に引きずり込み、 キャラクターの苦しみや暗部に向き合わせてしまう。 本当に魅力的な作品だし、 だからこそSSを書いてまでこの作品から逃げようと思った。
シナリオでは真琴、キャラでは佐祐理さん。 音楽は絶品で、Kanonの魅力の半分を担っている。
Windows 95/98系以外ではMCIがバグります。 _inmm.dllを使いましょう。
鳥居花音さん出演リスト
マンセー
本能的に受けつけられなかった作品。
一途さが恐かった。病人が作ったゲームにしか感じられなかった。 ただ、色々問題はあっても、奥にあるエネルギーと、物語を構築するパワーにおいて、 やはり他の追随を許さないものがあったように思う。 破綻を恐れない姿勢は凄い。
絵がきれい〜(笑)
恋愛ギャルゲーとHゲーの接点にある文法を、 たった一作で極めてしまった恐るべき作品。
後々、あらゆる面でこれを上回る実力の作品も沢山出ているけれど、 シンプルさ、ゲーム世界としての嘘の無さ、 言いかえれば作者のゲームに対する誠実さにおいて、 いまだにTo Heartは高いランクにいると感じます。 テーマ――良心的、仲良し的コミュニティの確立――は完全に咀嚼され、消化され、 ゲームはゲームとして笑って遊べる内容にまで持っていっている。 これほど「大人」なゲームが、他にあるでしょうか。
とにかく葵と先輩と綾香萌え。
一つ一つ評価すると、音楽以外に見るべきものが無いはずであるにもかかわらず、 総合点でずば抜けたパフォーマンスを持つ、究極のゲームの1つ。 「ストレートでもコーナーでもない、第3のポイント(©頭文字D)」 を確実に押さえてます(笑)
エピソードや語りのバランス感覚は、 今なお勉強すべき部分がありますね。 作品世界だけに近視眼的になるのではなく、 きちんとプレイヤーのことを考えて作られたゲームでもあるのデス。 「知った上で切り捨てる」「分かった上で崩す」ことが出来ている点が、 キング・オブ・ビジュアルノベルとも言うべき魅力を生み、 膨大な数の(それほどではない)亜流を生みました。
まあとにかく、私は自分が遊んだHゲーの中では痕が一番好き。 なんと言っても、面白い。 でも、それは同時代で遊んだ人にしか分からないものでしょう。 今の人に無理にでも薦めたいとは思いません。
絵がきれい〜
今は亡き(笑)高橋・水無月コンビが放った、最初のPCゲーム。 「弟切草」や「かまいたちの夜」の後を継ぐ形で、 ビジュアルノベルという形式が「エロゲーとして遊べる」 ことを実証した歴史的作品。
一つの核心に繰り返しアプローチすることで、それを浮き上がらせていく手法も楽しい。 ただし、一回のプレイの昇華度はどうしても低い。 つまるところノベルでありながらノベルの文法は使えない。 この手法において、異化は一本のストーリーでは起きないからだ。
ゲーム性がポイントのこのゲームですが (その割にゲーム性という感じはしませんが)、 個人的には師匠の絵柄に近いことが気になって買っていたりします。
元の「銀色」は2000-03-31発売絶対やる暇無さそう(^^;
気合いがいるらしいので、ちょっと積み中。
[シナリオ] 山田一
[原画] 福永ユミ
[シナリオ] 山田一
CD版は1999-06-05発売
TOPCATブランドは活動中止だそうです。
トールケース版を見かけたのでちゃんと買いました。
[シナリオ] 松永 北斗(反重力生命マー)
[原画] Bou
プレイ前にネタばれしてしまって、やる気になりません……
(;つД`) どうすればいいんだ
[監督・シナリオ] foca
[キャラデザ] りつべ
[作画監督] キミヲ
[シナリオ] 薗崎晶
[原画] 黒木雅弘イイけどダメ(謎)
後で。
[シナリオ] 南條しかし
[原画] きんりきまんとうあー。
ダメでしょう。
「月陽炎 〜つきかげろう〜」は2001-10-19発売。「月陽炎 ―千秋恋歌―」は2002-03-01発売。
[企画] 宮蔵(月陽炎), 紅涙●魔(千秋恋歌)
[シナリオ] 宮蔵、板東えみし
[キャラクターデザイン] 仁村 有志
[キャラクター原案] 仁村 有志, 河原巽
[OP/ED演出] ぱきら
すごい! ただの巫女萌えゲーだとばっかり思っていたのですが、全然違いました。 一つの娯楽作品として、類い希な完成度と技術力を誇っているゲームです。 ストーリー自体は、確かにどうってことないのですが(笑)、 とにかく演出が素晴らしい。 そして、演出の背後にある哲学が一貫しているのが実に素晴らしい。
テキストについても、細かい部分の書き込みとかは 実に明快なロジックで構成されていて、かなり頭よさげな雰囲気なんですよね。 ただ、やってることが余りに渋すぎて、 見かけの萌え路線で上手く乗れないのだろうなぁ、みんな。 それこそ痕ぐらいあざとくやらないと、 エロゲーの主購買層には理解してもらえないのかもしれない。
ただし、演出力は途中から目に見えて落ちます。 全体の40%ぐらいでしょうか、中盤までの共通ルート部分が、一番力が入っています。 サブキャラとかはもう、放り投げっぱなし(笑)。 メインなのに美月EDも酷いですね(笑)
月陽炎チームは、SoundTailから ALcotブランドとして活動再開のようです。 要注目。
ちなみに宮蔵(みやぞう)さんを始め、主要メンバーは APPLE project という有名同人サークルで鍵系アフターストーリーとか出してた方々のよう。 月陽炎は、みりすから外注受けて作ってたのでしょうか。
(もうちょっと追記予定……)
カラキス繋がり戯画第一弾。
[シナリオ] 丸戸 史明 with 企画屋
[原画]
[スクリプト] NOG、らす,カラキス繋がり戯画第二弾。
2003-08-03現在、丸戸さんはVG NEOを書きつつも、 HERMIT で新作のシナリオを担当。
[シナリオ] 鳴雪梓待
[原画] 止田卓史、さぎさわあんず、犬彦
[主題歌] I've ft. KOTOKO
|
| (゚∀゚)ノ キュンキュン!
/ ̄ノ( ヘヘ
何もかも、このAAが悪いのです(笑)
[シナリオ] 西崎秒弥
[原画] 美弥月一榎全くのジャケ買い。というか、ネタ買い(笑)。往年のうさみみ好きの血が……
ライトな雰囲気は悪くないだけに、 設定が設定以上の何者でもないのが最低。 ちゃんとお話にして下さい。 ハロワで宏方さんも言うてましたが、 バカっぽい雰囲気を出すために話をひたすら壮大にしてしまっていて、 しかも壮大な話を作るためにひたすら設定を付け足していくという感じ。 そして、肝心のうさみみはどこへ。
原画は相当逝っちゃってます。塗りの方が遙かにレベルが高い。
べるの役の北都南様が、当たるを幸いの大活躍。 作品としても非常に助けられたのではないでしょうか。お給料あげてください。 ねこも良かったですね。
2003-06-22追記つーか、まじで北都南おねえさんは凄いな。声帯が二つあるんじゃなかろうか。
最近、残りのシナリオを潰しにかかり始めました。 落ち着いてプレイしてみると、 その場その場の掛け合いはいい感じ。 無駄に長い(生理的に最適と思われる時間の、軽く3倍ぐらいの時間喋ってる)ですが。
それぞれのキャラが抱える設定が色々あるわけなんですが、 各キャラの一本道で終わらずに、ちゃんとクロスしたり情報交換したり するところは評価できます。美味しいイベント。
[シナリオ] 永田和久(表, Routes), まるいたけし(裏, Roots)
種別は抹茶珈琲さんとこのRoutes攻略参照
[原画] カワタヒサシ(ら〜☆YOU)これもちょっとフラスコ入ってますね(笑)
[シナリオ] 渡部好範
[原画] 織澤明史前作と同じライターさんだそうです。 とにかくシステムが腐っていて耐えられなかったので、ユーティリティを作りました。 下段にて公開。
レビューは……やるんか、そもそも。 次女に萌えつつ、段々三女が可愛くなる設計らしいです。 こもれびは面白いらしいので、そっちをやってみようかしらん。
takibi_001.lzh - 2003/08/01 - 55KB
[シナリオ] 王雀孫, あごバリア
[原画] 西又葵BasiLはユーザ情報漏洩事件により、あぼーん。 西又氏始め主要スタッフはNavel に異動した模様。
「ありえない」
「くきぃぃーっ!」とりあえず以上。微妙な感じ。
[シナリオ] O-take, 神無月如月
[原画] あおいゆーじキャラとストーリーを両立させた、かなりの傑作。 底にある緊張感と、軽〜い語りが素晴らしいです。 時々、度を超えてバカですが(笑)。 しかしメーカーあぼーん。もったいない。
見たことある絵だと思ったら、やっぱり昔からチェック入ってる人だった……
神無月さんは2003-08-03現在、裸足少女の『おねだりSweetie』スタッフ。 ちなみにこれの原画はキュンキュン原画の止田氏。
[シナリオ] 高橋龍也、あと青紫とか
[原画] 水無月徹
[企画・シナリオ] タカヒロ
[原画] 最神扇道今時、守ってあげたくなるような女なんて流行しないよ。
そんな女なんて退屈なだけだと思わない?姉萌え
キタ━━(゚∀゚)━━!!! 発売日買い、一晩でコンプ。 こんなバカな真似をしたのは何年ぶり……つーか、初体験?(笑) まあ一言で言ってネタゲーなんで、 ネタとかパロとか98時代のエロゲーのノリが分かんない奴は買わない方が。
[シナリオ] はね, 川波無人, 三浦祐介
[原画] 武田弘光微妙。
悪くないです。掛け合いがほのぼのとして楽しいです。 ただ、作品規模に比してしまうと、 シナリオの焦点深度が浅い(分かって頂けるでしょうか)ような印象を受けます。 強調すべき所に上手く収束していなくて、 キャラ萌え重視でエピソードを並べていっただけのような、平板な感じが残ります。 逆に、大切な場面で、はぐらかすような筆運びをする辺りは、 意図的に語り口に逃げている気もします。 怖がらずにもっとキャラを把握し、大胆に物語を作って良かったのでは。 決して悪くはないのですが……
取りあえず先輩とエルは解かないと。 <結局萌えてるやつ。
[ディレクター/シナリオ] 高杉九郎
[原画] さえき北都そもそもの堕落のルーツとして「レイアース」を持つ私としては 大変気になる存在ではあったわけですが、 HIDさんに「ちょっとだけ面白かった」と言われてしまい購入決定。 いざパケを手に取ってみると、もう海ちゃんしか見えません。 あ、海ちゃんじゃありませんよね。彼女はもう10年近く前から私の妻ですから(やめい)
起動直後の「陵辱好きか?」に笑いました。予告されていたとは言え。 声的には海ちゃん改め沙耶香はちょっとダメかも(苦笑)。 あと、キャラの、真昼に踊る犯罪者とか、 『陽気なギャングが地球を回す』って本とか思い出した。
[企画/原案/シナリオ] 茉森 昌
[原画] 亜方逸樹いい! 驚いた。実にいいですよ! ちょっと小さくまとまってる部分もあるけど、真面目で丁寧で良いです。